研修Life閑話休題 分野 その他
2012年11月20日

大島彩恵子 先生

新潟県立新発田病院

新潟県立新発田病院 研修医 1年目

筆者:前列右

母より。

血液内科研修中、私の認識の甘さから「お前な、ほんとに死ぬんだからな。」とオーベンに言わせてしまいました。大事に至る事はありませんでしたが頭からその言葉が消えずいつもならとりあえず飲みに行くのにそんな気分でなく家にいた時、偶然別件で母親から電話がかかってきました。今日の出来事を話した時です。母;「いつから感傷に浸れる程えらくなったん。今はやるしかないんでしょ。そりゃ素人なんだからミスもあろうね。先生が叱ってくれた理由考えてみんと。今後それがどんだけ大事か教えてくれたがーて。今時印象に残る叱り方してくれる人なんて珍しいわ。感謝しなさい。あんたもいずれ叱らんとな立場になるんだからちゃんと叱れる先生にならんとね。それと、たとえミスがあったとしてもしょうがないと納得させられる位普段からその患者に接っしんとね。まぁ、免許持ってる以上、避けられた死を招くなんてルール違反だね。がんばんなさい。」まだまだ卵ですが、がんばります。

(所属等は執筆時現在です。)